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門倉太久斗「スピードレクイエム 」


2023年12月9日(土)~2023年12月31日(日)

13:00~20:00(月.火休廊)

2023年12月9日18:00~オープニングレセプション


2023年12月9日より、門倉太久斗「スピードレクイエム 」を開催いたします。

「22世紀ジェダイ」としても活動する門倉太久斗が自身の名義で発表する絵画作品は、新しい男性性やジェンダーをテーマに自由な表現を追求しています。「ペニス・フラワー」など、自由な色彩と独自の形状を持った伸びやかな植物や人物などを描き、中毒的な魅力をもって鑑賞者を引きつけています。


本展は、男性と「速度」について自身の考察を反映した新作を含む絵画作品を発表。両者の関係に潜む「美しさ」への、門倉からの新たな提示をぜひご高覧ください。


ー作家ステートメントー


食料が安定して手に入るようになって、我々男性のからだから筋肉が意味を失いました。

不安を埋め合わせるために、我々は速く移動する方法を考え、競い合うことにしたのです。それは長い間かなりうまくいっていたように思います。

最も速く移動できた人々は美しい馬を見つけ、強大な帝国を作りました。やがて、求める対象は美しい自動車や飛行機となり、筋肉を代替しました。

超音速旅客機コンコルドは、試験飛行として初飛行後、1970年にマッハ2を超えて75年に就航。この年にピークを迎えて以降、情報の速さが移動の速さを超えて、2003年にコンコルドは飛行を終了。速さを追求するなかで生まれた美しさを、これから我々は何に見出していくのでしょう。男子達は絵を描いたり詩を詠んだりする以外に、やることがいよいよ無くなってしまったようにも感じます。

しかし悲観する必要はありません。まずはお茶をいれ、自らの手でフルーツを剥き、これからどうするか考えていきましょう。必要がなくなったとしても、我々の筋肉は美しいまま残り続けてもいいのです。


門倉太久斗




門倉太久斗は埼玉県生まれ、武蔵野美術大学造形学部空間デザイン科ファッション専攻卒業。コムデギャルソンにパタンナーとして従事しながら、愛するアニメ、プリキュアをモチーフとしたネックレスを制作、「22世紀ジェダイ」としてSNSで発表し注目を集める。独立後、「門倉太久斗」名義で発表する絵画作品では、「やってくるもの」をテーマに表現を追求。独自の形状をした植物や人物などをモチーフに、絶妙な構図と色の組み合わせで画面いっぱいに描き、中毒的な魅力をもって鑑賞者を引きつける。


2019 グループ展「渋谷スタイル」渋谷西武デパート(東京)

2020 個展「自分を祝福する儀式」新宿眼科画廊(東京)

2020 個展「太陽」自宅住居(東京)


2021 個展「デパートの中の花の中のガールズ」渋谷西武デパート(東京)

2021 グループ展「Familiae Sylvanian」アートラボ・トーキョー /アキバ(東京)

2021 個展「理想鉢」STEIN BOX(東京)


2022 グループ展「lovely」oil by 美術手帖(東京)

2022 2人展「drawing factory」アメ横センタービル(東京)

2022 個展「どれもそれぞれに可愛くて一番は決められない」WISH LESS gallery(東京)


2023 個展「perfect world」下北沢アーツ(東京)

2023 アーティストインレジデンス成果展「大きな烏を捕まえよう」(長野)







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